そう思いこむからには、今までの間に様々なことにチャレンジして、何も効果も得られなかったことと思います。
また病床利得というものがあります。 まだ悩んでいる方が、「これから(いい方向にさえ)変化することが怖い、不安だ」、「未知の状態、不安定な状態を不安に思う」、「まだ苦しいけれども安定している今の方がいい」、「症状、対象、人に気になっていない自分とその状態が不安に思う」といった非常に怖いものです。 病床利得に陥っている人は、けっこう多いですよ。 治りたいけれど治りたくないみたいな。
本当に良くなりたい、と思っているのに、病床利得でどこか無意識で治ることを拒否してしまうです。 防衛本能で悩み、防衛本能で悩みの解決もブロックしてしまう。どっちつかずのどうしようもない状態が神経症です。 症状が重い、悩みの期間が長いとそこまでいってしまいます。 私もこの状態に近かったです。
自信を得ることが人生の中で極端に少ないし、多くの治す努力が水の泡になっているから、良くなりっこないという「信念」が生まれるのはしょうがないことですね。 80パーセントは、そのような人向けのためにページを作っています。 そして、悩んでいるときに、いまこうして管理しているホームページに出会ってみたかったです。 そうすれば、もっと早急に悩みを克服できたから。
裏を返すと、どれだけ悩みが深く、長い間、それで過ごしてきたか、ということですね。 あとは変わろうとする一歩を踏み出せない、つまり勇気が足りないこともあると思います。 絶対に変わりっこないという信念ができてしまっています。 どうせ信念をもつなら「俺はこれで行く!」「「これで絶対良くなるんだ!」という方向に持っていたいですよね。
神経症克服プログラムには、催眠療法、精神科、カウンセリング、薬物療法、電気けいれん療法(電気ショック)、スピリチュアルカウンセリング、ヒプノセラピー、認知行動療法、箱庭療法、内観療法、森田療法、前世療法、行動療法、自律訓練法、自己啓発セミナー、座禅、瞑想、宗教、詐欺行為(!)……ありとあらゆる心理療法の形式を試しても、まったく価値を得られなかったか、ほんの気休め程度の効果しか得られなかった人ばかりでした。
でも期待を持っていいです。今までの私たち自身、マイナスの信念と既成概念は180度変わりました。 「もう悪くなりようがない」「悪くなる方法を教えてくれ」「絶対自分は良くなるんだ!」という確固たる方程式を得られました。 良い方向の信念だけを身につけることが出来ました。 生きるモチベーションも得られました。
もう一つ重要なことは神経症を治すことに妥協をしないこと。 少しぐらい楽になってくるとホッとしていまい、立ち向かうことをやめて、精神的にだらけてしまいます。 今までの苦しい思いをしてきたんだから、そのなるのは当たり前だけど、以前の悪いコピーの連続をしてしまいかねないので、悩む要素がなくなるくらいまで徹底的に神経症を根絶してしまいましょう。 ホッとした時こそ、歩みを止めないことが重要でした。
案外妥協してしまうというか、流されてしまったり、へとへとになってあきらめてしまうことが多いんですよね。 壁を乗り越えるのは想像以上にパワーを必要とします(だからこそ岩波英知先生のようなパワーのある先生と心理療法が必要でした)。 思いが強い人で、行動に移した人が真っ先に神経症が良くなっていくと思います。
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